2007年9月11日火曜日

箔を使った作品について。


070817-1
鉛筆、色鉛筆、胡粉、銀箔、土佐典具帖紙、手漉き紙、木製パネル
65.9X45.8(cm)


070817-2
鉛筆、色鉛筆、墨、ガッシュ、胡粉、アルミ箔、土佐典具帖紙、手漉き紙、木製パネル
65.9X45.8(cm)

最近は箔を使った大きい作品の制作の為寡作ぎみです。
箔の画面はそれ自体とても強く、描かれるのを拒否してるようにすら感じます。この画面にたどり着いたのは、以前海外のアートフェアに出品した際作品のオリジナリティーを評価してもらえなかったことがとても悔しく、自分にしか描けない表現をいかに強くアピールしてその面白さをわかってもらうかを考えた結果です。また、マーケットではドローイングとペインティングの対応には大きな差があり、その問題を乗り越えるための画面作りの研究の結果でもあります。いい作品を描けばそれでいいというだけでは乗り越えられない壁をようやく意識し始められたような気がしています。

The foil screen in itself is very strong and refuse to be pictured.