2007年10月28日日曜日

070926-1 制作過程


木と影(?)のかたちはすんなり決まったのですがどうも面白くなく、散々悩んで上の斜めの線を引きました。黒の絵具は粒子の粗い岩絵具なので実物はきらきら光ります。
070926-1
鉛筆、墨、水干絵具、岩絵具、ガッシュ、銀箔、土佐典具帖紙、手漉き紙、木製パネル
Pencil,carbon ink,SUIHI wartercolor pigment,mineral pigment,gouache and handmade paper on wood panel.
65.9X45.8cm

The part of shadow is shine brilliantly,because that material is the rough mineral pigment.

2007年10月22日月曜日

思索の痕跡

以前にも書きましたが、画面に向かったところですぐに描けるわけではありません。制作時間のほとんどは次にどのような手をうつか思索しています。そんなときただ手をこまねいているだけではなかなか次に進まないので何かしら落書きのようなことを繰り返します。
写真は制作中の作品の下部です。完成時には切り捨ててしまう部分にごちゃごちゃと線描をしています。心の深部へもぐりこもうとしている痕跡のようなものでしょうか。ドローイングの表現として面白いかもしれないなと思っています。

2007年10月21日日曜日

070915-2 制作過程





070915-2

鉛筆、墨、岩絵具、水干絵具、胡粉、ガッシュ、銀箔、土佐典具帖紙、洋紙、木製パネル
141.4X100.0(cm)

Pencil,carbon ink,mineral pigmant,SUIHI watercolor pigment,whitewash,gouache,silver leaf and paper on wood panel.

2007年10月16日火曜日

営業で筋肉痛


今週は営業で東京に来ています。かばんに作品を詰めてアートディレクターの方の事務所などへお伺いしています。写真はその営業用かばん。作品のほかにファイルなどもいれるので10キロ近い重さになります。毎日一日中これを下げて歩いているので腕が筋肉痛ぎみです。 もう少しコンパクトになればいいのですが、しかたないですね…

2007年10月9日火曜日

070915-1 (シェル美術賞2007 受賞作品)














先日シェル美術賞事務局よりこの作品が本江邦夫審査員奨励賞を受賞したとの連絡を受けました。
盆休み返上で暑い中、箔を貼った甲斐がありました。ここまで時間をかけて作りこんだ下地で制作することは稀なので、手がのびのびと動かずだいぶ苦しんだことを思い出します。
下記の展覧会で展示されます。

「シェル美術賞2007」
2007年11月21日(水)~12月2日(日)
代官山ヒルサイドフォーラム
2008年1月8日(火)~1月13日(日)
京都市美術館別館

070915-1
鉛筆、墨、岩絵具、胡粉、銀箔、土佐典具帖紙、洋紙、木製パネル
141.4X100.0cm
Pencil,carbon ink,mineral pigment,whitewash,silver leaf and paper on wood panel.

This work won the Kunio Motoe prize in Shell art award 2007.

2007年10月5日金曜日

くもの巣


白山比咩神社を散策中きれいなくもの巣を見つけました。直径8-7センチぐらいなのですが、何でこんなにきれいに張れるのかなぁ… 
小茂田青樹の虫魚画巻に出てくる蜘蛛の巣をふと思い出しながら、モチーフとして面白く使えないか考えています。

cobwebs

2007年10月3日水曜日

浮いてるのか・固定してるのか・二つの距離はどのくらいあるのか… (070929-1)

壁なのか・ついたてなのか・額縁なのか…
穴なのか・影なのか・それとももっと得体の知れない何かなのか…
浮いてるのか・固定してるのか・二つの距離はどのくらいあるのか…
このように見方によってひらりひらりとその状況が変わる曖昧なイメージの中を、鑑賞者の意識は漂い表現の深みに沈んでいくような絵を目指しました
Is it a wall or a screen or a frame?
Is it a hole or a shadow or anything which is strange?
How is there the distance? Float or fixed?
070929-1  65.9X45.8cm